着物のある生活の日記

着物のある生活をお楽しみください・・着物のお手入れ一筋50年何なりと

日本の香りを楽しむ〜〜


着物姿の女性から、

ふっと香る日本の香り

日本が世界に誇る香りの文化は・・「香道」です。

6世紀頃「香木」が日本に伝来したと言われています。

「日本書記」の中 に、流れ着いた流木で漁師が

焚き火をして、なんともいわれぬよい香りがして驚き、

朝廷に献上したと言う話があるそうです。

この時の香木は「沈香」だったようで、

この沈香の最上のものが「伽羅」で す。

今話題のシルクロードをとおり「麝香」「白檀」「乳香」「没薬」「丁字」

などが、日本に運び込まれたようですね。

あたりに薫りを漂わす「空薫」

衣装に薫りをうつす「薫衣」、

  「匂い袋」を身に付けたり・・・

平安文学の代表作「源氏物語」の中には、女人達がそれぞれ独自の香りを

競い合う「香あわせ」も楽しまれ、そし て室町時代に入ると、

それまでの趣としての「香」が、

「茶道」の広まりと共 に「香道」という芸道のものとなりました。

香道」では、香りを「嗅ぐ」ではなく「聞く」と言い、

この「香りを聞く」が日本独特の文化で、

奥の深い世界だと言うことを表しているように思えます。

まずは〜〜におい袋の楽しみ楽しみからはじめませんか〜〜

日本の香りを、着物ある生活に取り入れて

色々な楽しみを発見してください〜〜。