着物のある生活の日記

着物のある生活をお楽しみください・・着物のお手入れ一筋50年何なりと

鼻緒を楽しむ・・足元のおしゃれ

足元のおしゃれ〜〜鼻緒を楽しむ

気に入った古布や思い出の生地をはなおにして〜〜
楽しんでみては・・・・。

お気に入りの生地を表面に、
甲の当たる裏側しっかりした生地に裏打ち
表を内側に重ねて裁断〜〜。
両側をミシンで縫って巨大な耳かきのような、
先端を曲げた自転車のフォークで引っ掛け裏返す。

次にのりまきの要領で、ハトロン紙にシャリのように綿を広げ、
干瓢の様にしっかりした紙と芯と、縄芯と呼ぶ太い麻と
化繊の紐を載せ、巻き上げる。
そして細長く筒状に縫い上げた鼻緒の中へ巨大な耳かきで差込、
真ん中で二つ折りに。
足の親指と人差し指の付け根に当たる鼻緒の先端部分、前壷といい、
この前壷をかがる二つ折が、鼻緒の命だそうです。
前壷をかがり、アイロンで押さえ込む。

男物38センチ・・・女物36センチの鼻緒の仕上げは、
両端を糸でしっかり締めこむ。

鼻緒の端に目打ちで穴を開け、縄芯の端を通して絞り込む。
それを今度は、下駄の3つの穴に通して、鼻緒が挿げられる。
前壷の裏は裏金を打ちつけて縄芯の結び目を隠す。
踵側の二つの縄芯は両方を一つに結んでしっかりと巻き上げる。

古くなった鼻緒は、気に入った生地で楽しんでは〜〜いかが(笑)